きびだんごスタッフの吉松です。
記念すべき商品レビュー第1回はTwitter担当としても感慨深いStickybones!
皆様はStickybonesをご存知でしょうか?
Stickybonesとは、アメリカの大手アニメーション会社のアニメーターがより使い勝手の良いデッサン人形を!と開発したアクションフィギュアです。
特殊なハイグレードポリマーで成形され、圧倒的な耐衝撃性と耐摩耗性、ポージング性能を誇ります。
あらゆるポージングが可能ということからイラストレーターや3Dモデラーの皆様から日本正規導入を待ち望まれていた商品で、それをKibidangoがクラウドファンディングで大成功を果たしたという運びになります。
さて、プロジェクトが終了し、何とか配送も終わった今どうなっているかと申しますと…
ちょっと情報量が多い写真で申し訳ない。私のデスクです。
オプションのFly-RigでもってStickybonesは何か落下しているようなポーズを取っているように見えると思います。
これが何のポーズが解る方はいらっしゃいますか?
そう、これは私が敬愛してやまない偉大な漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』第一部『ファントムブラッド』の一幕、ポコによる名言
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> あしたっていまさッ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
という魂の叫びが、ウインド・ナイツ・ロットに木霊した瞬間です…!
―――ウインド・ナイツ・ロットとは、中世イングランドの騎士達の修業の場が遺跡として残る小さな村。
村の北に位置する10kmにも及ぶ山道もその遺跡の1つで、ここでは『77の輝輪』という屈強男の血も凍る修業が行われていたと伝えられている。
ただでさえ険しい道中に修行者は金属製の『輝輪(リング)』を1人1つ装着し、リングを装着した者同士77人を相手に真剣で闘い抜かなければならない。
リング1つ1つは1kg~1.5kgと推察されるが、勝つ度に相手のリングを己に装着しなければならない為、勝てば勝つほど重くなり、最終的には100kg以上の重みに耐えて闘わねばならない。この修行を突破出来たのは歴史上で僅か5人のみとされている。
1327年:獅子王ウィンザレオ
1389年:イナズマの騎士アイクマン
1408年:独眼のカイネギス
1563年:黒騎士ブラフォードとタルカス
ジョジョ第1部では、77の輝輪を突破した伝説の騎士ブラフォードとタルカスがディオによって屍生人(ゾンビ)として蘇り、立ちはだかる…!
黒騎士ブラフォードとは、最終的に己が剣を託されるほど爽やかな死闘を演じるも…ディオに心の奥底まで魂を売り渡した醜悪な狂気を見せる巨漢タルカスとは絶望の戦いが。
ウインド・ナイツ・ロットの遺跡の1つ『双首竜の間』でタルカスと戦う場面、主人公ジョナサンを救うべくその場に居合わせただけと言っても過言ではない第1村人ポコが何かを成す為に行動するのは今!と悟った瞬間に出た言葉…それこそが
_人人人人人人人人人人_
> あしたっていまさッ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
という言葉なのです。
この言葉は現代日本においても深い意味を持ちます。
タスク、溜めてませんか?
明日があるさ、と思っていませんか?
勿論、日は沈んでまた昇るでしょう。明日は来ます。
でも、そうじゃないんです。
辛い現実に直面した時、先延ばしてはいけないのです。
「あ、あしたやって…やらあ!」ではダメなのです。
問題とは!
直面した時!その瞬間にこそ!
己を律し、鼓舞し、立ち向かわなければいけない!
明日とは今なのである!!!
何の話だっけ?
あ、そうそう。
ポコの名シーンを再現したStickybonesを視界に入るよう置き、己への戒めとして活用しているってことを紹介したかったんです。
何か面倒な仕事を投げつけられたなぁ…と思った時、それを始めるのは今!とポコに鼓舞してもらっているのです。
Stickybonesは世界的なアニメスタジオで働いていたアニメーターの手によって生み出されたからには絵師の助けになるのは当然ですが、そうではない方々にも日々の生活に彩りを与えてくれるツール足り得るのです。
愛用のガラスペンや万年筆、シャーペンを持たせてみたり。
フィギュア化されていないシーンを再現してみたり。
これは上着を脱げと命じられて何をするのかと思ったらお手洗いで濡れた手を上着で拭かれただけのやるせない気持ちを爆発させたフーゴ。
初号機が疑似覚醒してゼルエルを食む食むする時。
ジンジャータウンで一番の金持ち。
後に一番くじで公式フィギュア化されて衝撃を受けました笑
(気になる方は『ジンジャータウン 金持ち』等でググってみて下さい)
ちなみに左手に持っている札束は、特撮リボルテックのウッディに持たせたいが為に個人的に購入していた『3億円フィギュア』です。
実はこの3億円フィギュアを生み出した高橋晋平さんは、Kibidangoの代表である松崎と仲良しでStickybonesでもスペシャルアドバイザーになって頂いており、クラウドファンディング中は私も様々なアドバイスを頂戴しました。不思議なところで縁が繋がり、人生って面白いなと感じた次第です。
とまぁ、え~と?こんな感じにフィギュア化されていない自分が好きなシーンを自由自在に再現出来る唯一無二のアクションフィギュアとしてStickybonesいかがでしょうか?(二度目)